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不妊の原因は夫側にも。男性の不妊ケアはどうしたらいいの?

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不妊の原因は妻側にあるとは限らず、夫側の原因であることも少なくありません。もし妊娠を望むなら、女性だけでなく男性も、妊活に向けた体づくりが重要です。今回は「男性不妊に対する漢方を使った簡単ケア」を薬剤師で、わたし漢方株式会社代表取締役の水沼未雅さんがご紹介します。

不妊の原因は夫側にも。男性の不妊ケアはどうしたらいいの?

現代女性の多くが悩む、不妊。

国の出生動向基本調査の結果では、近年5.5組に1組もの夫婦が不妊治療を行ったり、不妊に関して何らかの検査を受けたりしていることが明らかになっています。現代日本において不妊は決して珍しい悩みではないのです。

不妊の原因は妻側のみにあるわけではなく、夫側の原因であることも少なくありません。

そうはいっても、夫を妊活や不妊治療に巻き込むハードルが高いのも事実。一緒に病院へ行きたくても、夫側が感じる精神的なハードルや、仕事が忙しくて時間を確保できないために、不妊治療を始めるのを誘いづらいと悩む女性も多いのではないでしょうか。

今回はそんな辛い女性の悩みに向き合う「わたし漢方株式会社」代表取締役・水沼未雅さんに、「簡単にできる、漢方を使った男性不妊対策」をテーマにお話を伺いました。

■不妊治療を避けたがる夫でも、漢方なら取り入れやすい

忙しく過ごす現代人の健康の悩みを、LINEを通じた漢方相談で解決している水沼さん。

「不妊に悩まれる女性の中でも、夫を不妊治療に巻き込みづらいと感じている方は多いのではないでしょうか。あまり乗り気でない夫に気を使い、思うように妊活を進められず、悩みをひとりで抱え込んでいる方の話を聞くことも多いです。

しかしながら、不妊の原因は決して妻側だけにあるとは限りません。男性側も不妊の原因となっている体質的な因子を抱えている方は多く、男性側の対策も必須となってきます。妊活は夫婦の協力があって初めてうまくいくものなのです」

「最近、私たちのところにご夫婦で妊活の漢方相談に来られる方がとても増えてきました。漢方のケアは、飲むだけで実践できるために日常に取り入れることが非常に簡単です。

わざわざ病院へ行かなくてもLINEで相談できるようになったことで、夫側の精神的・時間的なハードルがさらに低くなったため、妊活しようと誘いやすいようです」

■男性の不妊対策、基本は「ストレス対策+疲れケア」

男性側の不妊体質となる原因には、どのようなものがあるのでしょうか?

「日々仕事で忙しくしていて、精神的なプレッシャーを抱えていると、日常的に大きなストレスを抱えて生活をすることになります。そのストレスの蓄積が、体内の男性ホルモンのバランスを乱し、精子の数や動きに悪影響を与えていることが多いです」

「長時間労働や睡眠不足の影響も見過ごせません。体全体として疲労が蓄積し、新しい生命を生み出すのに十分なエネルギーが残存していないような体の状態になっている方も多いです。喫煙、カフェインの摂りすぎ、運動不足なども見過ごせない原因です」

では、そんな男性たちは、どのように不妊対策をしていけばよいのでしょうか?

「精子は74日のサイクルで新しくなるため、ケアしていけば精子の数や動きはある程度改善してくるといわれています。生活習慣や食習慣を改善することでも効果はありますが、実際にそうした習慣は長年に渡って染みついたものであることが多く、そう簡単に生活スタイルを改善することができません」

「そんな方には、漢方を使って手軽にケアをしていただくことがおすすめです。今の生活にプラスして飲むだけなので、日々忙しく面倒くさがり屋な男性でも簡単に実行できます。漢方では、主にストレスに負けない体づくりをして、枯渇したエネルギーをしっかり補っていくことを主軸に置いて治療していきます」

■ストレスに負けない体づくりができる漢方とは?

ストレスに負けない体づくりはどのように行っていけばよいのでしょうか?

「ストレスの影響が強くみられる体質の場合は、柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)や桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)、大柴胡湯(だいさいことう)を使います。

これらは皆、精神的な疲労やストレスから来る体全体の不調をケアしていくことができる処方です。柴胡加竜骨牡蛎湯はがっちりした体型の方やオーバーワーク気味でイライラする方などに使います。

桂枝加竜骨牡蠣湯は体力が低下している方や食欲不振を伴う方に使います。大柴胡湯は、がっちりした体型の方でオーバーワークによるストレスを抱えているものの、精神的な症状はあまり表面に現れない方向きです。このように、一口にストレスと言っても体質に応じて細かく使い分けていきます」

「ストレスからくるイライラが外に爆発してしまう場合や、寝つきが悪くなってしまっている方などは抑肝散(よくかんさん)なども使います。精神的な疲労やストレスに対処できる漢方は、本当にたくさんの種類があるのです」

いろいろな漢方があるのですね。それ以外に、日常生活で心がけることはありますか?

「仕事を続けている限り、ストレスの原因を生活から完全に排除するのは、なかなか難しい方が多いと思います。ストレスをため込むのではなく、こまめに発散させるために、汗をかく程度の運動を日常的に取り入れていくことが有効です。

入浴はシャワーだけで済まさずに、リラックスするためにゆったりと湯舟につかる習慣をつけることもおすすめです」

疲労が蓄積していて妊活どころじゃない、という方も多いと思います。そうした男性はどうしていけば良いのでしょうか?

「仕事の忙しさから疲労が蓄積し、体全体がエネルギー不足に陥ってしまい、妊活がうまくいきづらい体質になっている男性も多くいます。そうした方には、エネルギーをしっかりチャージして、疲れに負けない強い体を作ることができる補中益気湯(ほちゅうえっきとう)や六君子湯(りっくんしとう)、十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)、人参養栄湯(にんじんようえいとう)などの漢方で、必要なパワーをつけることから始めます」

■アンチエイジングは男性にも必要

高齢出産も増えていますが、男性側の年齢も不妊の原因となりますか?

「成人男性の精巣も、年齢とともに少しずつその機能が低下します。精巣のサイズも少しずつ小さくなり、男性ホルモンを作り出す力も緩やかに低下していきます。30歳代と比較すると50歳代では精液量については3~22%、精子の運動率は3~37%、正常な形態をしている精子の割合は4~18%低下するという報告があります」

「漢方医学的には、それは老いとともに、生殖能力を司る“腎”の衰えが原因であると考えます。そこで、高齢で妊活をされる男性には、腎をサポートしていく漢方で生命力・活力の貯蔵量を高めていくアプローチをとることもあります。いわゆるアンチエイジングの漢方です。六味丸(ろくみがん)や八味地黄丸(はちみじおうがん)、牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)などを使うことが多いです」

■まとめ 体質に合わせた漢方で、夫婦ふたりの妊活を

不妊は女性側の原因とされがちですが、男性側にもできることがたくさんありそうですね。

「妊活を成功させるには、夫婦両方ともの体のコンディションを最善にすることが大切です。体の土台がガタガタのままでは、いくら病院で治療を重ねてもなかなか成功につながりません。

現代人は、体の中に悪い要素を複数重ねて持ってしまっている方が多いので、自分に最も合う漢方で、適切にケアしていくことが重要です。女性だけで妊活の大変さを抱え込むのではなく、旦那さんと一緒に体質改善に努めていただきたいと思います」

今回お話を伺った水沼さんが代表薬剤師を務める「わたし漢方」のLINEアカウントでは、チャットで気軽に妊活の相談を行うことができます。

LINE上で自動の事前の問診に回答した後、薬剤師が一人ひとりの体質をカウンセリング。カウンセリングの結果、ひとりひとりに適切な漢方薬を選んで最短翌日に自宅に届けてくれるので、忙しくてなかなか医療機関に足を運べない男性でも気軽に漢方を試すことができます。

もちろん、服薬中も薬剤師にLINEで相談ができ、体質の変化に合わせたケアが可能なので、気になる方はぜひLINE相談にいってみてください。

わたし漢方ブログ」でも、体を健康に保つための漢方の情報を、日々更新しています。ぜひチェックしてみてください。
不妊の主訴でよく使われる加味逍遙散八味地黄丸補中益気湯当帰芍薬散桂枝茯苓丸についても載っています。

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不妊や冷え性、頭痛などの症状からダイエットについてまでLINEで無料相談できる「わたし漢方」。薬剤師があなたにぴったりの漢方薬をご提案します。

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水沼 未雅

薬剤師。京都大学薬学部卒業後、東京大学薬学系研究科で博士号を取得。漢方の力で自身の不調が良くなったことをきっかけに、LINEで漢方相談ができる『わたし漢方』を立ち上げ、女性からの絶大な支持を集める。現代医学と東洋医学の双方の...

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